物理学の最大の目的は、「多様な自然現象がわずかな法則に従っている」こと、ヒトが自然を「法則をもとに統一的に理解できること」を学ぶことにあります。

高校で学ぶ物理が、個々の現象を個別の知識の集まりとして学習する中学理科と大きく異なるのがこの点であり、また初学者にとってのつまずきの石にもなりえます。 理数研の物理は、そのような「物理法則による自然観」を無理なく理解できるように構成されています。 理解が進むにつれ、物理学の緻密な論理構成に少なからず驚きを伴った興味を抱くでしょう。 その積極的な自然への問いかけが、物理学への理解をより深めていき、言うまでもなく大学合格への道にもつながっています。

講座主な対象講座内容
P2高校2年生 主に高校2年生を対象とした講座です。高校物理の単元のうち、力学、熱力学、波動学、電磁気学を扱い、高校物理の理論体系について学んでもらいます。
中学理科で学ぶ物理は現象論が多く、結果をただ覚えることも多いですが、高校物理では数学を駆使して論理的に学習しなければなりません。
 そこで《P2》では、はじめに各分野の理論について基礎から丁寧に講義をし、適切な例題を用いて理論の考え方や式の使い方について学んでもらいます。そして一般的な国公立大学レベルの応用問題が解ける実力をつけてもらうことがこの講座の目的です。
P3《P2》を履修済みの人、およびそれと同等の理解がある人 《P2》を履修済みの人、およびそれと同等の理解がある人を対象とした講座です。原子物理学を含む高校物理の全単元を扱います。《P2》で会得された基礎力を前提により複雑な現象を扱い、難関大学で出題されるような問題に対応できる力を身につけてもらいます。
 《P3》では主に難関大学入試レベルの問題にどのようにアプローチしていけば良いのかについて、その考え方を徹底的に学んでもらいます。扱う内容は高度なものも多いですが、各分野のはじめには基本的事項の確認も行います。